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田植えが始まり、今作の水稲向け土づくりとして農力アップをご利用頂いていることを厚く御礼申し上げます。

 

今回農力アップ施用と米食味との関連性についてご紹介させて頂きます。

 

農力アップはケイ酸や鉄、ミネラル、微量要素など様々な成分を含んだ、オールラウンド土づくり肥料です。施肥時期は秋の収穫後から春の代掻き2週間前までと、いつでも施肥できることが特徴です。

 

水稲に対する農力アップの働きとして、農力アップの主成分であるケイ酸を補給することで葉や茎が丈夫になり、倒伏軽減に寄与します。また、受光態勢が良くなることで光合成を促し、籾へ栄養(でんぷん)を送る機能が高まるため、乳白米の軽減や食味の向上などお米の品質向上が期待できます。

 

そして、お米の食味を最大限引き出すには、玄米中のたんぱく質含有量が少ないお米をつくることが重要です。中でもケイ酸を補給することで葉中のケイ酸含有量が高まると、相対的に米粒中のたんぱく質含有量が低下するという研究結果も出ております。

 

農力アップに含まれるケイ酸は、ケイ酸カルシウムという形態で存在しており、この形態はケイ酸が溶け出しやすく効きやすいのが特徴です。そのため、従来の当社ケイ酸資材と比較して施肥量が約1/21/3と省力型土づくり肥料となっております。

 

このように米食味向上のための一つの手段として、ケイ酸を多く含んだ農力アップの施用がおすすめです。

 

 長谷川STぶろぐ2

 

ただし、美味しいお米作りには土づくりだけではなく化成肥料の設計(特に窒素量および窒素の効かせ方)や水管理など、まめな生育管理が重要です。

 

今まで土づくり肥料をお使いにならなかった方も、従来のお米からさらに違いを出すポイントとして農力アップのような土づくり肥料を施用してみてはいかがでしょうか。

 

 

お近くのJAにて販売しておりますので是非ともお試しください!

 

 

 長谷川STぶろぐ

 

  土壌診断と聞くと表面の土壌を採取し化学性を分析するだけと思われがちです。

 

しかし土壌診断の基本は、穴を掘ることです

 

スコップを持ち自分の畑やハウスの土を掘ることで、土壌の物理性を判断することができます。スコップの刺さり方で土の硬さが判断でき、植物の根も硬い場所に伸びることはできません。 また土壌の色や水分状態現場で得られる貴重な情報です。

土壌の色や水分から根の環境が判断できます。植物の根も人間と同じで空気のない状態(嫌気状態)では呼吸することができず伸びた根も腐ってしまいます。

 

物理性の改善を行うことも土壌診断です。

稲垣係長

 

土壌断面をしっかりと調査し、最後に土壌を採取します。                             化学性の分析をすることでお米や野菜を育てるのに足りない成分を判断できます

土壌pHや塩基バランスの状態から、土づくり肥料を施してください。

また過剰な成分は一作施肥をやめて様子を見ながら加減してください。

 

稲垣係長2

 

ぜひ自ら穴を掘り、営農にお役立てください。

最近、お茶から野菜に転換している畑が多くなってきました。

お茶は酸性を好み、土壌pHは3~3.5ととても低いです。
お茶に適した土壌では、そのまま野菜など作付けすることができません。

野菜や果樹に改植しても、お茶の土壌では生育できずに枯れてしまいます。
そこで必要なのは、S-ミネカルです。

S-ミネカルは石灰・苦土・リン酸のほか、
微量要素を多く含んでおり土壌pHを7.5まで高めても生育不良を起こしません。

また土壌pHを高めることで、追加施用しなくても長年維持されます。
土壌pHの安定化は、農作物の生育を助けます。

散布時も舞い上がりづらく、扱いやすい商品です。

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改植を予定している茶園


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改植し畑の右半分にS-ミネカルを散布、土壌pH3.5から7に改良したところ


また畑、ハウスの、ミネラル補給(100~200kg/10a施用)としてもお使いいただけます。

今年もあとわずかになって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 

新潟県では寒さも本格化してきており、そろそろ雪の気配が濃くなってきました。

 

「雪」に関連して、S-ミネカルの特別な使い方をご紹介したいと思います。

 

 

最初にS-ミネカルについて、簡単にご紹介したいと思います。

 

このS-ミネカルは転炉スラグを原料とし、石灰分と微量要素をバランスよく含んでいます。

 

そのため、従来の使い方としては、石灰資材の代わりとして施用することにより、

酸性改良しつつ微量要素を補給することができるため、同時に土づくりもできるといった

面白い特徴を備えています。

 

さて、このS-ミネカルですが、「土づくり」という特徴の他に、

融雪効果」という特徴も備えています。

 

下の写真をご覧ください。

 

【融雪試験結果(H26 新潟県十日町市中条)】

S-ミネカル区

DSCF3373【記事写真①】

3月26日の様子。

DSCF3462【記事写真②】

4月16日の様子。

 

ご覧のとおり、早くも雪が消えてしまいました。

 

試験の結果、S-ミネカル区は慣行区に比べ、10日~2週間程度、融雪を早める効果があるようです。

 

熱を吸収する虫眼鏡効果と、鉄の酸化発熱反応がうまく作用して消雪が早くなっているようです。

 

写真では60kg/10a換算で散布しましたが、量を増やせば効果も高くなるものと考えられます。

 

融雪材利用の場合のポイントとして、融雪材としての効果を発揮した後も

S-ミネカル自体の肥料効果は失われるわけでないということがあげられます。

 

雪が消えた後、そのまま圃場にすき込んで頂くことによって、

従来の効果も期待することができます。

 

 

春作業を早く始めたい、石灰散布の手間を省きたいという方にお勧めの使い方になります。