田植えが始まり、今作の水稲向け土づくりとして農力アップをご利用頂いていることを厚く御礼申し上げます。

 

今回農力アップ施用と米食味との関連性についてご紹介させて頂きます。

 

農力アップはケイ酸や鉄、ミネラル、微量要素など様々な成分を含んだ、オールラウンド土づくり肥料です。施肥時期は秋の収穫後から春の代掻き2週間前までと、いつでも施肥できることが特徴です。

 

水稲に対する農力アップの働きとして、農力アップの主成分であるケイ酸を補給することで葉や茎が丈夫になり、倒伏軽減に寄与します。また、受光態勢が良くなることで光合成を促し、籾へ栄養(でんぷん)を送る機能が高まるため、乳白米の軽減や食味の向上などお米の品質向上が期待できます。

 

そして、お米の食味を最大限引き出すには、玄米中のたんぱく質含有量が少ないお米をつくることが重要です。中でもケイ酸を補給することで葉中のケイ酸含有量が高まると、相対的に米粒中のたんぱく質含有量が低下するという研究結果も出ております。

 

農力アップに含まれるケイ酸は、ケイ酸カルシウムという形態で存在しており、この形態はケイ酸が溶け出しやすく効きやすいのが特徴です。そのため、従来の当社ケイ酸資材と比較して施肥量が約1/21/3と省力型土づくり肥料となっております。

 

このように米食味向上のための一つの手段として、ケイ酸を多く含んだ農力アップの施用がおすすめです。

 

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ただし、美味しいお米作りには土づくりだけではなく化成肥料の設計(特に窒素量および窒素の効かせ方)や水管理など、まめな生育管理が重要です。

 

今まで土づくり肥料をお使いにならなかった方も、従来のお米からさらに違いを出すポイントとして農力アップのような土づくり肥料を施用してみてはいかがでしょうか。

 

 

お近くのJAにて販売しておりますので是非ともお試しください!

 

 

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